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私が未経験からデザイナーになった方法を公開

私は未経験からデザイナーになり、最近では月数万円を安定的に稼げるようになってきました。特にデザインを専門的に学んだことはなく、完全に独学です。

この記事では私が未経験からデザイナーになるために取った行動を公開します。

クラウドソーシングでとにかく仕事を探す

まったくの未経験で特に美術を学んだ経験も仕事もなければコネもありません。そんな人間が営業したところで、仕事が取れるわけがありません。なのでクラウドソーシングサービスに登録しましょう。

クラウドソーシングサービスとは、仕事をしたい人に仕事を紹介する、仲介サービスのようなものです。デザイン案件だけでなく、プログラミングやライティングなど、とにかく色々な仕事が登録されています。

サービスの利用料は取られてしまうものの、たくさんの仕事が集まっているので、仕事を探す手間がほとんどかからないのは、とても大きなメリットです。未経験からデザイナーを目指すのであれば、とりあえずクラウドソーシングサービスを利用するのが簡単です。

コンペ形式の案件に取り組む

私はCrowdWorksとLancersという二つのクラウドソーシングサービスに登録しました。これらのクラウドソーシングサービスで仕事をしたい人は、自分で案件を探して「自分にやらせてください」という提案をしていくことになります。

クラウドソーシングサービスではいくつか働き方が選べました。

時給方式 作業した時間によって報酬が支払われる方式です。依頼者に仕事をしたい人が過去の実績などを提示し、気に入ってもらえたら採用となります。
固定報酬方式 依頼者が作成したいものを、作ってくれる人を募集します。依頼者に仕事をしたい人が過去の実績などを提示し、気に入ってもらえたら作業開始、納品物ができれば報酬が支払われます。
コンペ形式 依頼者は仕事を募集し、仕事をしたい人は作品を作ります。できあがった作品を応募し、依頼者は応募の中から気に入った作品を選んで報酬を支払います。

私はデザイナーとして実績も実力もないので、ひたすら提案原稿を作り続け、コンペ形式の仕事にひたすら提案し続けました。おそらくコンペ形式以外の募集には応募したことがないはずです。

とにかく目についたコンペ形式の応募に、作品を作っては出して、作っては出してを繰り返していました。私が感じたCrowdWorks及びLancersといったクラウドソーシングサービスのコンペ形式のメリット、デメリットをご紹介します。

メリット
  • 未経験でも挑戦できる。
  • 初心者のスキルアップに最高。
  • 折れないメンタルができる。
デメリット
  • とても忙しい。
  • 収入が安定しない。

それぞれ詳しくご紹介しようと思います。

コンペ形式のメリット

クラウドソーシングサービスのコンペ形式のメリットについては、以下のようなものが挙げられます。

未経験でも挑戦できる

未経験でもとりあえず挑戦できるということはひとつの大きなメリットです。今でこそ毎日Illustratorを触っている私ではありますが、当時はIllustratorすら使用しておらず、なんとWordでチラシを作っているという有様ではありました。ですがそんな状態でも、とりあえず挑戦すること自体はできました。

初心者のスキルアップに最適

クラウドソーシングサービスに登録していると、とにかくたくさんの案件が提供されてきます。もちろん単価が安いものもたくさんありますが、より良いデザインをするにはどうしたら良いか、考えるための題材が、ほぼ無限に提供されてきます。

コンペ形式の場合、提案原稿を作成して、発注者が気に入った場合のみ報酬が支払われるため、もちろん落選すれば報酬はありません。0円です。コンペ形式の募集に私は挑戦し続けて、その度に落選しつづけました。

落選したところで、私は考えました。

自分は出された案件に対してどのような提案をして、採用された案はどこが良かったから採用されたのか?

もちろん自分が採用されなかったことを振り返るというのは、とてもつらい作業ではありました。しかし自分よりもデザインの上手い人が作った、自分が作ったデザイン案と同じ題材の原稿を、なんと無料で比較して見ることができるのです。いわば無料で自分のデザインを添削してもらっているという状況を疑似的に作り出すことができます。

昔見たコンペ形式の中でIllustratorで地図を作成するという案件がありました。その当時、私は地図なんてデザインで作ったことはなかったので、提案されている原稿を見て、本当に「自分にはできない」と打ちのめされた経験があります。しかしこれをなんとか自分で作れないかと考えることで、結局は作れるようになりました。「こういうものを作れるようになる」という最終的な着地点をイメージすることができれば、割と技術面はなんとかなってきます。最終的な着地点、何が作りたいかをイメージすること自体が初心者にはとても難しいと思うので、コンペ形式の提案原稿の振り返りは、とてもスキルアップに有効な手段といえます。

折れないメンタルができる

コンペ形式に提案するのは、がんばっても無報酬になることがとても多いです。それを理不尽と思うかどうかは人それぞれだとは思うのですが、未経験でまったく仕事のない状態で、それでも挑戦でき、私には当面の間楽しかったです。

今は絶対にやらないのですが、コンペ形式で無報酬で仕事に挑戦し続けていると、無報酬でも折れないメンタルがとりあえず養われます。これの何が良いかというと、安く仕事を引き受けることに抵抗がなくなるということです。安く仕事を引き受けることは、もちろん良し悪しあると思いますが、経験が浅くても仕事が来やすくなるというメリットが挙げられます。発注者側から見れば、少しでも安く仕事を依頼したい、同じ値段なら経験豊富なデザイナーに依頼したいと思うでしょう。しかし経験者よりも安くやりますと言えば、当然安い方を検討対象に挙げることが考えられるわけです。

これから先どんな仕事をするにしても、もちろん安い単価で仕事を引き受け続けるのは好ましくはありませんが、経験が浅いうちに経験者と渡り合うためのメンタルが身に付きます。

コンペ形式のデメリット

クラウドソーシングサービスのコンペ形式のデメリットについては、以下のようなものが挙げられます。

とても忙しい

クラウドソーシングサービスのコンペ形式は、ひたすら提案原稿を作り続け、提案し続けるという作業になります。もちろんある程度仕事を選ぶという選択もあるのですが…

提案した原稿すべてが採用されるわけではないので、とにかく仕事を求め続けることになると思います。成長したい欲が強い状態であれば、どんな苦境でも耐えられたりするのですが、結構つらいです。

収入が安定しない

しつこいようですが、クラウドソーシングサービスのコンペ形式は、提案原稿が採用されない場合は報酬が発生しません。無報酬、0円です。そして採用されないことがそこそこ多いわけで、労力に対して見合った収入を得ることが結構難しいです。

クラウドソーシングサービスのコンペ形式のまとめ

クラウドソーシングサービスのコンペ形式は、未経験者がはじめて仕事をするのにはとてもおすすめです。とりあえず未経験でも挑戦できますし、スキルアップに最適です。しかしこれを続けていくにはとても大変ですし、いつまでも続けるのはおすすめしません。

ココナラで出店する

先ほどクラウドソーシングサービスとしてCrowdWorksとLancersという二つのサービスを挙げましたが、他にもクラウドソーシングサービスというのは存在していて、私はココナラというサービスに登録しました。

ココナラも仕事をしたい人と仕事を仲介するサービスではあるのですが、大きな違いとして仕事をしたい人がサービスを出店し、仕事をしてもらいたい発注者がサービスを探して購入するのがメインであるということが挙げられます。

自分で仕事を探し続けると、かなり消耗戦になりかねないので、お客様に自分を選んで発注してもらった方が効率が良いということですね。

私はCrowdWorksやLancersなどで、ある程度クラウドソーシングサービスのコンペ形式を経験した後、自分の強みについて真剣に考え、それを活かしたデザインのサービスをココナラで出店しました。私が感じたココナラのメリット、デメリットをご紹介します。

メリット
  • 集客がとても楽。
  • 自分のファンができる。
デメリット
  • 単価が低い。
  • 手数料が高い。

それぞれ詳しくご紹介しようと思います。

ココナラのメリット

ココナラのメリットについては、以下のようなものが挙げられます。

集客がとても楽

ココナラの集客はとても楽で、簡単です。自分の強みを理解し、それをしっかりアピールする、これだけです。CrowdWorksやLancersですと、自分で仕事を探してきて、それを毎回アピールすることになるのですが、ココナラの場合は仕事を依頼したい人が主体となります。自分で仕事を探す必要はありません。

実績となる「自分はこれができます」というアピールをしておくと勝手に仕事がやってくるので、自分で仕事を探す必要がない分、時間に余裕ができます。その時間に他の仕事をすることで、収益の安定化や自分のスキルアップにもつながります。

またリクエストボードといい、仕事をしてもらいたい人が「こんなことをしてもらいたいです」と相談する場があり、自分でアピールしにいくことも可能です。リクエストボードで実績を作る方法は以下の記事で解説しています。

【例文あり】ココナラで受注実績をさくっと作る方法私は現在ココナラを主体にデザイナーの仕事を受けています。最初のうちはサービスが全然売れず、とても苦しい思いをしていました。サービスを購入...

自分のファンができる

自分のファンができるというのは、クラウドソーシングサービスのコンペ形式では得られない、大きなメリットです。自分のサービスを公開しておくと、たとえばサービスがお気に入りに登録されたり、自分というユーザー自体がフォローされたりします。

何が良いかというと、継続して仕事をもらいやすいということが挙げられるでしょう。CrowdWorksやLancersでも、自分のファンを作るということは、不可能ではないとは思います。しかしココナラの方がハードルが低いように思うのです。CrowdWorksやLancersで自分のファンを増やそうとすると、コンペ形式で良い作品を納品して、継続して依頼したいと思わせるというルートがあると思いますが、ココナラは常にサービスが出品され続けるので、自分の情報がマーケットに露出し続けています。自分の作品を見てもらう機会はCrowdWorksやLancersと比較して多いので、自分のファンはできやすいと言えます。

ココナラのデメリット

ココナラのデメリットについては、以下のようなものが挙げられます。

単価が低い

ココナラはサービス全体として個人を相手にしている節があり、全体的に単価が安いです。あまり予算がないという人が多い、無茶な要求をしてくる人が中にはいることは事実です。

手数料が高い

ココナラはCrowdWorksやLancersと比較して、手数料が高くなっています。これにはきちんと理由があると考えていて、ココナラのサービスを維持するための経費を捻出するのに仕方がないから手数料を高く設定していると私は思っています。

ココナラは当初は500円で何か特技を売るサービスとしてはじまりました。サービスを購入して、トークルームでやり取りをして、納品するという、基本的なサービスの構成はCrowdWorksやLancersと変わりません。サーバーの維持費やプログラミング、広告などの、サービスを維持する経費が変わらないのに、ココナラは単価が低い以上取引高がCrowdWorksやLancersと比較して安くなりがちです。

少し極端な例ではありますが、仮に同じCrowdWorksとLancers、ココナラで、同じ10パーセントの手数料を取ったと仮定しましょう。

  • CrowdWorks、Lancersで30万円の取引があった場合→手数料は3万円
  • ココナラで3万円の取引があった場合→手数料は3000円

同じ手数料のパーセンテージを取っていても、取引高が少ないと取れる手数料はこんなに差が出てきます。ココナラのコンセプトに共感はしても、単価が低く、取引高が少ないココナラは、CrowdWorksやLancersと比較して、サービスの維持費を捻出するのがおそらく難しく、手数料のパーセンテージを上げざるを得ないのだと私は考えています。

だからこそ最近のココナラは高額サービスを優遇する方針であり、仕方がないとはいえ構造上手数料が高くなりがちなのだと思っています。おそらくこの傾向が改善することは、もうしばらくないだろうと私は予測しています。

ココナラのまとめ

ココナラは自分でサービスを提供するという、自分で営業していく必要がないという大きなメリットがあります。自分で中小企業に営業をかけるのに挑戦したことが私にもありましたが、営業とはなかなか心が折れる作業です。お客様を集めやすいというのは本当に良いなと思っており、これからも使用し続けたいと思っています。

またあくまである程度スキルが育ってからココナラで出品するのが良いと思います。自分は何が得意であるのか、どんなサービスなら売れるのかを理解しないうちからココナラで出品なんてできないからです。

しかしやはり手数料が高いですね。いずれは独立して自力で集客できるようになるべき、あるいはより単価の高いCrowdWorksやLancersで、コンペ形式ではない、確実に仕事に繋がるようにしていくべきだと思っています。

まとめ

私はCrowdWorks、Lancersのコンペ形式でIllustratorの基礎を学び、ココナラにシフトしていきました。今思えばデザイナーとしてのスキルアップのほぼ最短経路を通ったと思っています。ほかの分野であれば、また別の成長があるとは思いますが、ひとつの選択肢として参考になれば幸いです。